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町田の古着屋 — 原町田・中町エリアの独立系6店

店内のラックにかけられたデニムジャケット(町田の古着屋ガイドのイメージ)

新宿・渋谷からひと駅離れた、町田の古着カルチャー

神奈川県との県境に位置する町田は、東京都内でありながら独特の立ち位置を持つ街です。小田急線とJR横浜線が交わる町田駅を中心に、原町田・中町エリアには昔ながらの商店街と若者向けのファッションビルが混在し、都心の古着エリアとはひと味違う空気が流れています。町田仲見世商店街をはじめとした細い路地の奥に、こだわりの品揃えを持つ古着店がぽつぽつと点在しているのが特徴です。

町田は神奈川県相模原市や横浜市とも隣接しており、東京と神奈川、双方のファッションカルチャーが交わる場所として独自の空気を育んできました。町田駅周辺は百貨店やファッションビルが立ち並ぶ商業エリアである一方、一歩路地に入ると昭和から続く商店街の面影が残っており、その両方の顔を持つ街並みが古着店の個性にも表れています。大型商業施設の便利さと、路地裏の店を掘り当てる古着めぐりならではの楽しみが同居しているのが、他の古着エリアにはない町田の魅力です。都心へのアクセスがよく、なおかつ地元の生活圏としての落ち着きも兼ね備えているため、休日にゆったりと時間をかけて古着を選びたい人にも合っている街だといえます。

町田の古着店は、渋谷や下北沢のように広い通りに面して並ぶのではなく、雑居ビルの2階や路地裏に構えていることが多く、知る人ぞ知るという雰囲気を保っています。スケートやストリートカルチャーに根ざした店から、生地の質感やハンドピックの精度に妥協しないアメリカ古着専門店まで、狭いエリアの中に個性の異なる店が集まっているのが町田ならではの面白さです。

町田はかつて「東京と神奈川の狭間の街」として、独自の商業文化を築いてきた歴史があります。原町田を中心とした商店街は昭和の時代から続く老舗と、若い世代が新しく開いた個性的な店が同居しており、古着店もその流れの中で少しずつ増えてきました。渋谷や下北沢のような発信力の強い古着エリアとは違い、町田の古着店は口コミやSNSを通じてじわじわと知られていくタイプの店が多く、実際に足を運んで初めてその良さがわかるという声もよく耳にします。だからこそ、あらかじめ店の特徴を知ったうえで訪れることで、限られた時間を無駄にせず自分に合った一着に出会える確率が高まります。

この記事では、町田駅周辺で実際に営業している独立系の古着店を、GUZ編集部が実店舗情報を調べたうえで紹介します。全国チェーンや複数店舗展開のリユース企業ではなく、オーナー自身が買い付けを行う個人経営の店のみを選びました。住所や営業時間、定休日は変動することがあるため、訪問前には各店の公式サイトやSNSで最新情報を確認することをおすすめします。

町田はかつて「東京と神奈川の狭間の街」として、独自の商業文化を築いてきた歴史があります。

町田で出会う、独立系古着店6店

町田駅から徒歩数分の原町田・中町エリアには、今回紹介する6店が点在しています。それぞれ扱うジャンルも年代も異なるため、まずは全体の傾向をつかんでから回ると、自分の好みに合う店を効率よく見つけられます。以下では各店の特徴と、実際に訪れる際に知っておきたいポイントをあわせて紹介します。

danjil(ダンジル)

町田ムセンビルに店を構えるdanjilは、90年代のアメリカ古着を軸にしたセレクトが持ち味の店です。カーハートやチャンピオン、ナイキ、コンバースといったブラックカルチャーやスケートカルチャーに根ざしたブランドを中心に扱い、ストリート好きから根強い支持を集めています。オーナー自身の感覚で選ばれたアイテムが並ぶため、トレンドを追うというより、自分のスタイルにしっくりくる一着を見つけたい人に向いています。SNSでの発信も活発で、新入荷情報をこまめにチェックしてから訪れると効率よく回れます。定休日の明記がないため、訪問前に公式Instagramで営業状況を確認しておくと安心です。店内に並ぶ古着一枚一枚から、オーナーがどんなカルチャーを愛してきたかが伝わってくるような、店主の個性が色濃く出た品揃えも見どころのひとつです。

TREDICI(トレディーチ)

2009年の開業以来、生地やディテールにこだわってハンドピックしたアメリカ古着を扱ってきたのがTREDICIです。地元のミュージシャンも通う店として知られ、単なる古着屋というよりも、街の文化の一部として根づいている印象があります。素材の質感やパターンの美しさを重視した選び方をしているため、量より質でアイテムを選びたい人に向いています。代々木八幡にも店舗を構えていますが、町田本店ならではの品揃えの厚みも魅力のひとつです。営業時間は12時から20時までで、定休日は事前に公式アカウントで確認しておくのが確実です。2009年からの長い歴史の中で培われた買い付けの目は、他の店とは一線を画すクオリティの高さに表れています。

ULTRABO(ウルトラボ)

開業から20年前後の歴史を持つULTRABOは、日本人の体型に合わせた小さめサイズのアイテムを中心にセレクトしている点が特徴です。オールドコーチのバッグや革靴の品揃えも豊富で、トップスやボトムスだけでなく足元まで含めてコーディネートを組みたい人におすすめです。友人同士で長く続けてきた店だけに、常連客との距離が近く、相談しながら選べる雰囲気があります。買い付けのタイミングで不定期に休業することがあるため、訪問前には公式ブログで最新の営業状況を確認しておくと確実です。体型に合わせたサイズ感を大切にしたセレクトは、既製の古着ではなかなか出会えない、ちょうどよい一着を探している人に特に響くはずです。

worry(ウォーリー)

町田シバヒロの目の前という好立地に店を構えるworryは、高校の先輩後輩という間柄の2人が開いた比較的新しい店です。80年代から90年代のレギュラーなアメリカ古着を中心に、気負わず日常に取り入れやすいアイテムを揃えています。新しい店ならではのフレッシュな感覚と、若い世代らしい柔軟なセレクトが魅力で、これから古着を着始めたいという人にも入りやすい雰囲気があります。町田の古着シーンに新しい風を吹き込む存在として、今後の展開にも注目したい一軒です。老舗の多いエリアの中で、若い店主だからこそ選べる感覚のアイテムに出会えるのも、この店を訪れる楽しみのひとつです。開業したばかりという勢いもあり、今後どんなアイテムが増えていくのか、継続的に通いたくなる店です。

JAM Clothing(ジャムクロージング)

町田第一ビルの2階にあるJAM Clothingは、オーナー2名がそれぞれアメリカとヨーロッパを分担して買い付けを行う、ユーロ古着とアメリカ古着の両方を扱う専門店です。M-47をはじめとしたミリタリーウェアやブラックモールスキンなど、ワークウェア寄りのアイテムに強みがあります。2つの視点で選ばれたアイテムが同じ空間に並ぶことで、他の店にはない幅広さが生まれています。ミリタリーやワークウェアが好きな人はもちろん、ヨーロッパ古着ならではの素材感を求める人にもおすすめできる店です。2人のオーナーがそれぞれの現地で選んできたアイテムを見比べながら回れるのは、この店ならではの贅沢な楽しみ方だといえます。両者の目利きが交わる棚を眺めるだけでも発見があります。

Cosmic Jumper(コズミックジャンパー)

町田駅から徒歩5分ほどの雑居ビル2階にひっそりと構えるCosmic Jumperは、70年代から80年代のアメリカ古着を扱う隠れ家的な店です。デニムやスラックス、スーツ、アウトドアウェア、ミリタリーまで幅広いジャンルを扱いながら、価格帯は比較的手頃に抑えられているのが特徴で、古着を着始めたばかりの人でも挑戦しやすい店だといえます。雑居ビルの階段を上った先に広がる、街の喧騒から切り離されたような空間で、じっくりと一着を選ぶ時間を楽しめます。手頃な価格帯だからこそ、気になるアイテムを何着も試しながら選べるのも、この店の魅力のひとつだといえます。隠れ家的な立地だからこそ、見つけたときの喜びもひとしおです。

町田で古着を選ぶときの考え方

町田の古着店を回るうえで意識しておきたいのが、店ごとの価格帯とジャンルの幅の広さです。Cosmic Jumperのように手頃な価格帯でアメリカ古着の入門にちょうどよい店もあれば、TREDICIやJAM Clothingのように素材の質やパターンの美しさに妥協しない、専門性の高いセレクトを扱う店もあります。予算とほしいアイテムの方向性を大まかに決めてから回ると、限られた時間の中でも効率よく好みの一着に出会えます。町田の古着は都心の人気エリアに比べると価格が落ち着いている店も多く、初めての一着を探すにも向いています。

サイズ感も町田の古着店ならではのポイントです。ULTRABOのように日本人の体型に合わせた小さめサイズを中心に扱う店がある一方、アメリカ古着らしいゆったりとしたシルエットを求める人はdanjilやworryを中心に回るとよいでしょう。同じ「アメリカ古着」という括りでも、店によって扱うサイズ感や年代の傾向が異なるため、実際に袖を通して比較しながら選ぶのがおすすめです。試着を重ねるほど、自分の体型に本当に合うサイズ感が見えてくるのも古着選びならではの発見です。

町田の古着屋を回るときのポイント

町田の古着店は原町田・中町エリアの狭い範囲に集まっているため、町田駅を起点に徒歩で無理なく回ることができます。ただし雑居ビルの2階や路地の奥に店を構えているケースが多く、外からは店の存在に気づきにくいこともあるため、事前に住所とビル名を控えておくと迷わずにたどり着けます。町田仲見世商店街のような昔ながらの通りを歩きながら店を探す過程も、このエリアならではの楽しみのひとつです。看板が小さく目立たない店も多いため、地図アプリで住所を確認しながら一軒ずつ着実にたどり着くくらいの気持ちで臨むと、思わぬ発見に出会えることもあります。

系統の違いを意識して回るのもおすすめです。danjilやworry、Cosmic Jumperは比較的日常に取り入れやすいアメリカ古着が中心で、TREDICIやJAM Clothingは素材の質にこだわった、より専門性の高いセレクトが楽しめます。ULTRABOのように小さめサイズや革小物に強い店を組み合わせれば、トップスから足元まで一日で揃えることもできます。半日あれば主要な店を無理なく回れる規模感なので、都心からの日帰りにも向いています。町田駅周辺は坂道が少なく歩きやすいのも、古着めぐりをするうえでうれしいポイントで、長時間歩き回っても疲れにくいのが助かります。

営業時間や定休日は店によって表記が異なり、不定休の店も少なくありません。訪問前には各店の公式Instagramやブログで最新の営業状況を確認しておくと、目当ての店に行ったのに閉まっていたという事態を避けられます。町田駅前にはカフェや飲食店も多いため、古着めぐりの合間に一息つく場所には困りません。移動距離が短い分、一日でじっくり全店を回ることも十分に可能な規模感です。荷物が増えてきたら、駅前のコインロッカーを活用すると身軽に回れて便利です。天候が不安定な日は折りたたみ傘を持って出かけると安心です。

まとめ

町田は、都心の古着エリアに比べると規模こそコンパクトですが、その分だけ一店一店の個性が際立つ街です。90年代アメリカ古着からユーロヴィンテージ、小さめサイズの専門店まで、狭い範囲に多様な店が集まっているのが町田の古着シーンの面白さといえます。今回紹介した6店はいずれも独立系のオーナーが自身の感覚で買い付けを行う店で、チェーン店にはない発見が期待できます。効率よく大量のアイテムを見せる大型店とは違い、一店ごとにじっくり向き合いながら選べるのも、こうした小さな店を回る醍醐味です。店主と会話を交わしながら一着を選ぶ時間そのものが、町田で古着を買う楽しさの一部になっています。新宿や渋谷からもアクセスしやすい距離にあるので、都心の古着めぐりに飽きたら、ぜひ町田まで足を延ばしてみてください。老舗と新店が入り混じるこの街だからこそ、次に訪れたときにはまた違う発見が待っているはずです。

編集方針について — この記事は GUZ FASHION 編集部のGUIDEカテゴリの編集方針に沿って制作されています。

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