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Eckhaus Latta|米国 NYC の Mike Eckhaus と Zoe Latta、RISD 出身デュアル創業の 15 年とリアルキャスティング

Eckhaus Latta(エコース・ラッタ)の魅力|NY発、マイク・エコース&ゾーイ・ラッタが紡ぐ知性派の革新

設計思想 — 米国 NYC の 15 年、RISD 出身デュアル創業とリアルキャスティングのアート寄りハウス

Eckhaus Latta は、2011 年に Mike Eckhaus (1980 年代米国生まれ、Rhode Island School of Design 卒業のデザイナー) と Zoe Latta (1980 年代米国生まれ、Rhode Island School of Design 卒業のデザイナー) が米国 New York で立ち上げたデュアル体制の独立系ハウスです。創業から 15 年にわたって独立経営を続け、米国 NYC の現代の若手独立系のなかでもアート寄りの方向性と独自のリアルキャスティングで知られる中核の存在に育ってきました。

ハウスを象徴するのは、アンチ・グラマー (Anti-glamour、虚飾を抑えた方向性) のリアルキャスティングの方法論です。Eckhaus Latta のショーでは、米国 NYC の街中で見かけるような一般人、年配者、妊婦、複数の人種・体型・年代の人物などをモデルとして起用し、米国のファッション業界の主流の「若く痩せた均質的なモデル」 とは異なる現実の身体性をランウェイに持ち込む独自の手法を 15 年にわたって継続してきました。

経歴の最初の節目は、2013 年から本格化したニューヨーク・ファッション・ウィーク (NYFW、米国 NYC の服飾の発表会) でのショー開催です。アンチ・グラマーのリアルキャスティング、無性別の構成、アート寄りの方向性という独自の組み合わせは、米国 New York Times、米国 Vogue、米国 i-D Magazine、米国 Interview Magazine などの主要業界誌で「米国 NYC の現代のアート寄り独立系の中核を担う若手」 として繰り返し取り上げられる存在に育っていきます。

経歴のもう一つの中核となる節目は、2018 年の米国 Whitney Museum of American Art (米国 NYC の主要な現代美術館、Whitney Museum) との連携です。Whitney Museum の現代美術展「Eckhaus Latta: Possibilities」 (2018 年に開催) では、ファッション・ハウスがアート機関で取り上げられる稀有な事例として、米国の業界誌で大きく取り上げられる出来事となりました。

主要な意匠は、Eckhaus Latta の Knitwear のアウターとコート (米国 NYC のアート寄り感性を体現する独自の編み込み)、再構築されたシャツとトップス (一見すると控えめなシルエットのなかに、独自の構造設計を施した一着)、デニムと再構築されたボトムス (米国のストリート文化と高級服飾の境界を曖昧にする独自の手法)、Mike Eckhaus と Zoe Latta のデュアルが作り出す独自のアート寄りメンズウェアとウィメンズウェアの語彙などです。

創業から現代まで — Eckhaus Latta の歩み

1980 年代-2010 Mike Eckhaus と Zoe Latta の出会いと RISD

Mike Eckhaus と Zoe Latta は二人とも 1980 年代に米国で生まれ、若いころから服飾と現代美術の双方への強い関心を抱いて青年期を過ごしました。二人は米国 Rhode Island の Providence にある Rhode Island School of Design (RISD、米国の主要な芸術と服飾の教育機関、Nicole Miller や Marc Jacobs や Shepard Fairey などを輩出) で出会い、長年のパートナー関係を築きながら共同で服飾と美術の独自の方向性を温めていきます。

RISD は服飾だけでなく現代美術全般を扱う米国の主要な芸術教育機関で、Mike と Zoe はここで服飾の基礎とアート寄りの方法論の双方を本格的に磨き、後に Eckhaus Latta の中核となる「ファッションとアートの境界の曖昧化」 の方向性の出発点を形作っていきました。

2011 自身ブランドの立ち上げと初発表

2011 年は Eckhaus Latta の歩みのなかで最大の創業の節目となりました。Mike Eckhaus と Zoe Latta は RISD の卒業期に米国 New York に拠点を移し、二人で自身ブランド Eckhaus Latta を米国 NYC で正式に立ち上げたのです。

創業時のラインは、米国 NYC のアート寄り感性と RISD で養った美術の方法論を組み合わせた独自の Womenswear / Menswear の構成で、米国の業界誌から「米国 NYC の新しいアート寄り独立系の中核」 として取り上げられる存在として認知の輪を広げていきました。

2013-2015 NYFW でのショー本格化とリアルキャスティング

2013 年から 2015 年にかけて、Eckhaus Latta はニューヨーク・ファッション・ウィーク (NYFW) で本格的なショーを開催する歩みを進めました。

最大の特徴となったのが、独自のリアルキャスティングの方法論です。米国 NYC の街中で見かけるような一般人、年配者、妊婦、複数の人種・体型・年代の人物などをモデルとして起用し、米国のファッション業界の主流の「若く痩せた均質的なモデル」 とは異なる現実の身体性をランウェイに持ち込む独自の手法は、米国 New York Times、米国 Vogue、米国 i-D Magazine、米国 Interview Magazine などの主要業界誌で大きく取り上げられる節目となります。

2016-2018 Whitney Museum 連携と「Possibilities」 展

2016 年から 2018 年にかけて、Eckhaus Latta は米国 Whitney Museum of American Art (米国 NYC の主要な現代美術館) との連携を本格化させていきました。

2018 年に米国 Whitney Museum で「Eckhaus Latta: Possibilities」 展が開催され、ファッション・ハウスが米国の主要な現代美術館で大規模に取り上げられる稀有な事例として、米国の業界誌で大きく報じられる節目となります。同時期の 2018 年 Whitney Biennial (米国 Whitney Museum が 2 年に 1 度開催する米国現代美術の主要展覧会) でも、Eckhaus Latta は現代美術の文脈で取り上げられる存在として認知の輪を広げました。

2019-2022 NYC Bowery 旗艦店と国際展開

2019 年から 2022 年にかけて、Eckhaus Latta は米国 NYC Manhattan の Bowery (Lower East Side と Soho のあいだに位置する歴史ある通り) に旗艦店を開設し、米国の独立系の中核としての地位を不動のものにしていきました。

NYC Bowery の旗艦店は、Eckhaus Latta のアート寄り感性を反映したユニークな店舗設計で、米国とアジアのアート・ファッション愛好家のあいだで「Eckhaus Latta 文化の中軸を体験できる空間」 として強い支持を集める存在に育ちます。同時期に日本の Dover Street Market 銀座 (英国の Comme des Garçons が展開する世界的なセレクトショップ) や香港の主要セレクトショップでの展開も本格化していきました。

2023-2026 Solange / Bella Hadid / Hailey Bieber の愛用と継続的なアート寄り発信

2023 年から 2026 年にかけて、Eckhaus Latta は欧米の中核アーティストたちの愛用で大きな認知を獲得する歩みを進めました。

米国の歌手 Solange Knowles (1986 年米国 Texas 生まれ、米国のアート寄りアーティスト、Beyoncé の妹)、米国のモデル Bella Hadid (1996 年米国 California 生まれ)、米国の俳優 Hailey Bieber (1996 年米国 Arizona 生まれ) などが Eckhaus Latta のアート寄りの一着を愛用する場面が、欧米の業界誌と SNS で繰り返し参照される存在に育ちます。創業から 15 年にわたる Mike と Zoe のデュアル体制の独立経営は、米国 NYC のアート寄り独立系のなかでも稀有な持続力を示してきました。

Eckhaus Latta を作った人々

Mike Eckhaus (共同創業者・指揮者、2011-現在)

1980 年代米国生まれのデザイナーです。米国 Rhode Island School of Design (RISD) で服飾とアートの双方を学び、Zoe Latta と RISD で出会って長年のパートナー関係を築きながら、卒業期の 2011 年に Zoe と二人で自身ブランド Eckhaus Latta を米国 New York で立ち上げました。アンチ・グラマーのリアルキャスティング、無性別の構成、アート寄りの方向性を中軸とする Eckhaus Latta の方法論を 15 年にわたって Zoe と継続的に発展させてきた、米国の現代の独立系ハウスの中核を担うデザイナーの一人です。

Zoe Latta (共同創業者・指揮者、2011-現在)

1980 年代米国生まれのデザイナーです。米国 Rhode Island School of Design (RISD) で服飾とアートの双方を学び、Mike Eckhaus と RISD で出会って長年のパートナー関係を築きながら、卒業期の 2011 年に Mike と二人で自身ブランド Eckhaus Latta を米国 New York で立ち上げました。Mike と並んでハウスの方向性を共同で決める形で 15 年にわたる独立経営を継続し、米国 NYC のアート寄り独立系のなかでも稀有な「デュアル創業の継続」 を体現する人物です。

主要アイテム — Eckhaus Latta の語彙

Knitwear のアウターとコート (RISD の美術的方法論を反映)

ハウスの代名詞となった一着です。米国 NYC のアート寄り感性と RISD で養った美術の方法論を反映した独自の編み込みのアウターとコートで、米国の業界誌から「アート寄り独立系の Knitwear の中軸」 として繰り返し取り上げられる作品に育ってきました。

GUZ編集部レビュー3.9 / 5

RISD仕込みの美術的な方法論を反映したニットのアウター・コートで、独自の編み込みによる質感が評価されています。アート寄りの実験的な意匠であるぶん、オーソドックスな着回しを重視する方には選びにくい面があります。

(Eckhaus Latta アウター) — Knitwear / Coat

再構築されたシャツとトップス

Eckhaus Latta の構造的な意匠の中軸を担うトップスの系統です。一見すると控えめなシルエットのなかに、独自の構造設計と素材選択を施した一着で、米国の業界誌で繰り返し参照される作品となりました。

GUZ編集部レビュー3.7 / 5

控えめなシルエットの中に独自の構造設計を仕込んだ再構築シャツ・トップスで、素材選びの丁寧さがうかがえます。一見地味な見た目ゆえに、ブランドの個性を強く打ち出したい場面ではやや物足りなく感じられることがあります。

(Eckhaus Latta トップス) — 再構築シャツ / Knit Top

デニムと再構築されたボトムス

米国のストリート文化と高級服飾の境界を曖昧にする独自の手法を体現するボトムスの系統です。Eckhaus Latta のデニムと再構築されたボトムスは、米国の若手独立系のアート寄り感性を象徴する作品として、欧米とアジアの愛好家のあいだで強い支持を集める歩みを残しました。

GUZ編集部レビュー3.6 / 5

米国のストリート文化と高級服飾の境界を曖昧にするデニム・再構築ボトムスで、価格帯も比較的手が届きやすい部類です。実験的な再構築の度合いはアイテムごとに差があり、仕立ての完成度にばらつきが出やすい点は否めません。

(Eckhaus Latta ボトムス) — デニム / 再構築ボトムス

中古市場での Eckhaus Latta

Eckhaus Latta の中古市場は、複数の軸で形成されています。Knitwear のアウターとコート、再構築されたシャツとトップス、デニムと再構築されたボトムス、Whitney Museum「Possibilities」 展期の希少な一着、Mike と Zoe のデュアルが作り出した 15 年にわたる継続作品――これらが日本国内で活発に取引されています。

日本ではフリマアプリ、メルカリ、Vestiaire Collective、ZOZO USED、それから原宿・渋谷・青山・代官山の古着店での流通が中心です。

Knitwear のアウターとコートは中古市場で 3 万円から 12 万円の中位帯で取引され、米国 NYC のアート寄り独立系の Knitwear の象徴として安定した参照対象に育っています。再構築されたシャツとトップスは 2 万円から 8 万円の手頃な帯で活発に流通し、Eckhaus Latta の構造的な意匠の中軸として強い支持を集める作品です。デニムと再構築されたボトムスは 1 万 5 千円から 6 万円の中位帯で取引され、米国の若手独立系のアート寄り感性を象徴する作品として欧米とアジアの愛好家のあいだで安定した位置にあります。Whitney Museum「Possibilities」 展期 (2018 年前後) の希少な一着は、Eckhaus Latta の歴史的な節目の作品として 5 万円から 20 万円の幅広い帯で取引される動きも続いてきました。

まとめ — 15 年の歩み、RISD のデュアル創業から Whitney Museum 連携と Bowery 旗艦店まで

Eckhaus Latta の歩みを 15 年でまとめると、次のような節目に整理できます。Mike Eckhaus と Zoe Latta が二人とも 1980 年代に米国で生まれ、若いころから服飾と現代美術の双方への強い関心を抱いて成長、米国 Rhode Island School of Design (RISD) で出会って長年のパートナー関係を築きながら服飾の基礎とアート寄りの方法論の双方を本格的に磨き、2011 年に RISD 卒業期に米国 New York に拠点を移し二人で自身ブランド Eckhaus Latta を米国 NYC で立ち上げ、2013 年から本格的なニューヨーク・ファッション・ウィーク (NYFW) でのショー開催を継続、独自のリアルキャスティング (一般人・年配者・妊婦・複数の人種と体型と年代の人物をモデルとして起用する手法) で米国の業界誌で大きく取り上げられ、2018 年に米国 Whitney Museum of American Art で「Eckhaus Latta: Possibilities」 展が開催され Whitney Biennial にも参加、2019-2022 年に米国 NYC Manhattan の Bowery に旗艦店を開設し日本の Dover Street Market 銀座や香港の主要セレクトショップで国際展開を本格化、2023-2026 年に米国の Solange Knowles や Bella Hadid や Hailey Bieber などの中核アーティストの愛用で欧米の業界誌と SNS で繰り返し参照される存在に育つ――という流れです。

中古市場では Knitwear のアウターとコート、再構築されたシャツとトップス、デニムと再構築されたボトムス、Whitney Museum「Possibilities」 展期の希少な一着の多角的な軸で日本国内でも活発に取引され、米国の現代の独立系のアート寄りハウスとして強い支持を集めてきました。Eckhaus Latta の 15 年に及ぶデュアル創業の独立経営は、米国の現代の服飾史における「RISD で出会った二人のパートナーが、米国 NYC でアンチ・グラマーのリアルキャスティングと無性別の構成とアート寄りの方向性を主軸として、Whitney Museum との連携と Bowery 旗艦店と国際展開で米国の独立系の中核に位置付けられた事例」 として、今後も参照され続けるはずです。

編集方針について — この記事は GUZ FASHION 編集部のIMPORT BRANDカテゴリの編集方針に沿って制作されています。

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