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用賀・駒沢・二子玉川の暮らし雑貨店 — リネンとナチュラル素材をめぐる5軒

リネンとレースの布小物 — ナチュラル素材の暮らし雑貨のイメージ

東急田園都市線の用賀から二子玉川、そして大井町線沿いの桜新町・駒沢にかけては、世田谷区のなかでも閑静な住宅街が広がるエリアです。用賀は砧公園に近い緑豊かな街並みで知られ、二子玉川は多摩川と玉川高島屋をはじめとする商業施設が共存する街として発展してきました。桜新町から駒沢公園にかけては、公園を中心に落ち着いた個人店が点在する住宅地で、休日には散歩がてら小さな店を覗いて歩く人の姿がよく見られます。

このエリアに大型のインテリアチェーンが集まっているわけではありません。むしろ目立つのは、オーナーの目利きで一点ずつ選ばれたリネンの布ものや、経年変化を楽しむナチュラル素材の家具、ヨーロッパから買い付けた古い食器といった、個人店ならではの品揃えです。本記事では、用賀・二子玉川・桜新町・駒沢の各駅を結ぶ線上で実際に営業を確認できた5軒を、住所と営業時間つきで紹介します。リネンのクッションカバーだけを専門に扱う店は多くありませんが、暮らしの道具としてナチュラル素材を扱う店という視点で選びました。掲載情報は変わることがあるため、訪問前に各店の最新情報をご確認ください。

用賀駅は東急田園都市線の始発区間にあたり、砧公園や環八通りに近いこともあって、住宅街としての落ち着きを保ってきた街です。隣の二子玉川駅は多摩川の河川敷と玉川高島屋S・Cという大型商業施設が共存する街で、休日には買い物客と川辺を歩く人が同じ駅前に集まります。一方、大井町線で結ばれる桜新町や駒沢大学の周辺は、駒沢オリンピック公園を中心に緑が多く、商店街も個人経営の店が中心です。同じ世田谷区内でも、駅ごとに街の性格がはっきり分かれているのがこのエリアの面白さで、歩く駅を変えるだけで出会える店の雰囲気もがらりと変わります。

用賀・二子玉川・駒沢で出会う、ナチュラル素材の5軒

isetta — 瀬田の路面に立つ、暮らしの雑貨店

isettaは、大手インテリア雑貨店で約20年勤めたオーナーが「実店舗で買い物をする楽しさ」を掲げて2021年に開いた生活雑貨店です。用賀駅から歩いて10分ほどの住宅街に位置し、文具やキッチン雑貨、観葉植物といった日用品のなかに、fog linen workのリネン製ハンカチや、ベトナムの職人が手がける籐(ラタン)製品が自然に並んでいます。目当ての一点だけを買いに行くというより、棚を端から端まで眺めて、素材の質感を確かめながら好みのものを見つけていく店です。

店内は決して広くありませんが、その分オーナーの目が届いた品揃えになっており、量販店のように似た商品が並ぶことがありません。リネンの小物は、シーズンごとに扱う品が入れ替わるため、同じ棚でも訪れるたびに発見があります。観葉植物と一緒にラタンの籠を選ぶなど、素材の組み合わせを試しながら選べるのもこの店らしい楽しみ方です。用賀・瀬田エリアを歩くなら、まず最初に立ち寄りたい一軒です。

値の張る一点よりも、日々の生活に自然に馴染む小さな道具が中心なので、暮らしの道具を一つずつ増やしていく感覚で買い物ができます。初めてナチュラル素材の雑貨を取り入れたい人にも入りやすい店といえます。

HIIKI — 上用賀で出会う、無名の名作

HIIKI(贔屓)は、美大出身の店主が新品と中古を問わず「無名の名作」を集めるセレクトショップです。上用賀の住宅街にひっそりと構える店内には、椅子やテーブル、ソファといった家具から、鏡や置物、グラス、花器、照明、ラジオ、時計まで、ジャンルを横断したアイテムが統一されたトーンで並んでいます。作り手の名前よりも、ものそのものの佇まいを基準に選ばれているのが特徴で、BEAMSやUOMO、fashionsnapといった複数のメディアでも紹介されている話題の店です。

ファブリック雑貨も扱っており、家具や照明と組み合わせながらリネンの布ものを選べるのがこの店の面白さです。ただし公式サイトには固定の営業時間の記載がなく、最新の営業日はInstagram(@hiiki_jp)で確認するよう案内されています。ポップアップ出展などで実店舗の営業が変則的になる時期もあるため、訪れる前に一度アカウントを確認しておくと安心です。ものを選ぶ目を鍛えたい人にとって、じっくり時間をかけて回りたい一軒です。

値札の付け方や陳列の仕方にも店主のセンスが表れていて、単に古いものと新しいものを並べるのではなく、素材や色味の共通点でまとめられている点が見ていて飽きません。家具単体で見るよりも、部屋の一角を再現するような什器の組み方を参考にできるので、模様替えのヒントを探しに行くという楽しみ方もできます。

the linen bird 二子玉川店 — リネンそのものと向き合う専門店

the linen bird 二子玉川店は、リネン生地や裁縫道具、副資材、パターンや書籍までを扱うリネン専門店です。用賀駅から電車で1駅の二子玉川、駅から少し歩いた裏道に位置し、同じスペースで毛糸店MOORITも営業しています。完成品のクッションカバーを買うというより、生地の段階からリネンと向き合いたい人に向いた店で、カーテンやベッドリネンといったソフトファニシングの相談にも応じています。

店内は「駅から少し歩いた裏道の小さなアトリエ」と評されるような、作業場を兼ねた落ち着いた空気の空間です。生地の色や織りの違いを実際に手に取って比べられるので、自分の部屋の光の入り方に合わせてリネンを選びたい人には特におすすめです。手芸の経験がなくても、店のスタッフに相談しながら副資材を選べるので、クッションカバーを一から仕立ててみたいという人の最初の一歩にも向いています。用賀からは電車で1駅の距離ですが、リネンというテーマそのものに最も近い一軒です。

既製品のクッションカバーでは物足りないと感じている人ほど、この店の価値がわかるはずです。生地の幅や耳の始末まで確認しながら選べるので、部屋の寸法にぴったり合わせたサイズでカバーを仕立てたいときにも頼りになります。毛糸店MOORITが同居していることもあり、リネンとニットを組み合わせた季節の切り替えを相談できるのも独自の強みです。

TOKYO RECYCLE imption 用賀店 — 北欧デザイナーズ家具のリサイクルショップ

TOKYO RECYCLE imption 用賀店は、北欧デザイナーズ家具を中心に扱う中古(ヴィンテージ)リサイクルショップです。祖師ヶ谷大蔵や経堂、下北沢、自由が丘、学芸大学など都内に7店舗を展開するチェーンの一角ですが、各店舗で品揃えが独立しており、用賀店ならではの掘り出し物に出会えるのが魅力です。北欧の名作椅子やテーブルに加えて、ファブリック雑貨も扱っているため、家具と合わせてリネンのクッションカバーを選ぶという楽しみ方もできます。

リサイクルショップという性格上、商品の回転が速く、訪れる時期によって店内の様子が大きく変わります。気になる一点があれば、その場で決めるくらいの気持ちで臨むのがこの店らしい付き合い方です。営業時間は情報源によって19時までと20時までの記載が分かれているため、来店前に電話で確認しておくと確実です。北欧家具の掘り出し物を探しながら、ナチュラル素材の小物にも目を配りたい人に向いています。

新品の家具店とは違い、同じ形の椅子でも一脚ごとに使われてきた年月分の表情が異なるのが中古家具の面白さです。木部の色の入り方や座面の張り替え跡を見比べながら選べるので、既に持っている家具との相性を想像しながら一脚を決める楽しみ方ができます。都内に複数店舗を構えるチェーンではありますが、店舗ごとの入荷内容までは統一されていないため、用賀店に足を運ぶこと自体が一期一会の出会いにつながります。

トランジットライフ — 駒沢で出会う、日本とヨーロッパの古いもの

トランジットライフは、2011年に世田谷区駒沢で開業した中古家具・古道具・古雑貨の店です。日本のレトロな家具や道具に加えて、ドイツやチェコから直接買い付けた食器や古い絵本まで扱っており、国や年代を問わないヴィンテージの品揃えが持ち味です。桜新町駅から徒歩7分、駒沢大学駅からも歩ける立地で、駒沢公園を挟んで散歩の途中に立ち寄りやすい場所にあります。

この店で必ず確認しておきたいのが営業日です。コロナ禍以降は定期的な店舗営業を一度休止しており、2026年からは週末を中心とした不定期営業として再開しています。決まった曜日や時間はまだ定まっていないため、訪れる際は公式サイトかInstagramで直近の営業日を確かめてから向かうことをおすすめします。営業日にさえ合わせられれば、日本とヨーロッパの古いものが同居する棚を眺めて過ごす時間は、このエリアならではの体験になります。

営業が不定期であることは不便に感じられるかもしれませんが、裏を返せば、営業日には店主がしっかりと店に立って一つひとつの商品を説明してくれるということでもあります。買取からの持ち込みも多いため、駒沢公園を散歩したついでにふらりと立ち寄るというよりは、あらかじめ営業日を調べて目的地として訪れるくらいの心づもりで臨むと、じっくり店内を見て回れます。

店内は「駅から少し歩いた裏道の小さなアトリエ」と評されるような、作業場を兼ねた落ち着いた空気の空間です。

ナチュラル素材の雑貨を選ぶときと、エリアを巡るときのポイント

リネンの布ものを選ぶときは、まず生地の厚みと織りの粗さを手で確かめることが基本になります。薄手のリネンは軽やかで洗濯にも強い一方、厚手のものはハリがあり、経年でこなれた風合いに変化していきます。クッションカバーであれば、既存のソファや床の色と合わせるか、あえて差し色として選ぶかで部屋全体の印象が変わってきます。isettaやthe linen birdのように、実際に生地を手に取って比べられる店であれば、写真だけでは分からない質感の違いを確認したうえで選べます。

家具やヴィンテージ雑貨を選ぶ場合は、置きたい場所の寸法と搬入経路を事前に測っておくことが欠かせません。HIIKIやTOKYO RECYCLE imption、トランジットライフのような一点もの中心の店では、気に入ったものに出会ったタイミングで決める姿勢が求められます。エリアを巡る順番としては、用賀駅を起点にisettaとHIIKIを歩いて回り、電車で二子玉川へ移動してthe linen birdに立ち寄り、別日に桜新町・駒沢大学側でTOKYO RECYCLE imptionとトランジットライフを回るという2日がかりのコースが現実的です。移動は東急田園都市線と大井町線を使えば駅間も短く、公共交通機関だけで無理なく回れます。

訪問前の準備としては、営業時間が変則的な店だけでも公式サイトかInstagramを確認しておくと当日の予定が立てやすくなります。特にHIIKIとトランジットライフは固定の営業日がないため、この2軒を軸に日程を組んでから、比較的安定して営業しているisetta・the linen bird・TOKYO RECYCLE imptionを前後に組み込むという計画の立て方がおすすめです。荷物が増えることを見越して、大きな買い物をする日は身軽な服装で出かけるとよいでしょう。

まとめ — 個人店の目利きで選ぶ、世田谷のナチュラル素材

用賀・二子玉川・桜新町・駒沢のエリアには、大型チェーンにはない個人店ならではの目利きで選ばれたリネンやナチュラル素材の道具が点在しています。isettaの生活雑貨、HIIKIの無名の名作、the linen birdのリネン専門店としての深さ、TOKYO RECYCLE imptionの北欧家具、トランジットライフの日欧ミックスのヴィンテージと、それぞれ異なる角度から暮らしの道具に出会えるのがこのエリアの魅力です。店数の多さで勝負するエリアではありませんが、一軒ごとの品揃えに店主の視点がしっかり反映されているからこそ、じっくり時間をかけて巡る価値があります。営業時間や定休日は変更されることがあり、特にHIIKIとトランジットライフは営業日が変則的なため、訪問前に公式サイトやInstagramで最新情報を確認してから足を運んでみてください。リネンカーテンの選び方や、デザイナーが愛する東京のヴィンテージ家具屋、隣接する世田谷の北欧食器店も、あわせて参考にしてください。

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