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盛岡の古着屋 — 開運橋通・大通を巡る6店

ラックに掛けられた濃淡の異なるデニムパンツの列(盛岡の古着屋ガイドのイメージ)

盛岡の古着店は、JR盛岡駅から開運橋を渡ってすぐの開運橋通、盛岡の旧来の中心市街地にあたる大通と中央通、そして中心市街地からは少し離れた本宮という、性格の異なる3つのエリアに分かれています。開運橋通と大通・中央通はどちらも徒歩で行き来できる距離にありますが、本宮は少し足を延ばす位置づけになります。盛岡駅を起点に街を巡るなら、まず開運橋通、続いて大通・中央通という順で歩き、余力があれば本宮まで回るという組み立てが現実的です。

盛岡の古着シーンで目立つのは、海外での買い付けを軸にした店とデザイナーズブランドの中古品を扱う店が併存していることです。開運橋通ではアメリカから直接買い付けたヴィンテージを扱う店が、姉妹店としてメンズとレディースに分かれて営業しています。大通と中央通では、コム デ ギャルソンやメゾン マルジェラといったハイブランドの中古品を専門に扱う店、古着と新品のデザイナーズブランドを組み合わせて見せる店、ヨーロピアンとアメリカンのヴィンテージを軸にする店が、それぞれ違う切り口で棚を作っています。本宮ではヴィンテージLevi’sを軸にしたアメカジ専門店が根強い支持を集めています。

この記事では、実際に営業を確認できた独立系の古着店を6軒選びました。無人営業の店と全国展開のチェーン店は対象から外し、店主やスタッフが在店して選定の意図を伝えている店を軸にしています。営業時間や定休日は出典によって記載が異なる店もあるため、遠方から向かう場合は各店の公式サイトやInstagramで直近の営業を確かめてから出かけてください。

開運橋通の古着店

Brownstone — 90年代アメカジが厚い海外買い付け店

開運橋通のプレッティビル1階にあるBrownstoneは、海外から直接買い付けたヴィンテージ古着を扱う店です。特定の年代やジャンルに絞り込まず幅広いラインナップを揃えており、なかでも90年代のアイテムの品揃えが豊富だと案内されています。ウッド調の落ち着いた内装で、古着だけでなく新品のアイテムや雑貨も並んでいるため、ヴィンテージに慣れていない人でも入りやすい店構えになっています。JR盛岡駅からは徒歩10分で、営業時間は11時から19時まで、年末年始を除いて無休で営業しています。出典によっては平日と土日祝で開店時刻が異なると案内している媒体もあるため、初めて向かう際は公式サイトかInstagramで当日の営業を確かめておくと安心です。

運営元はBrownstone Inc.で、同じ開運橋通にあるレディース中心の店LOVE LOCKと共同運営されています。メンズを軸にしたBrownstoneと、レディースを軸にしたLOVE LOCKが徒歩数分の距離に並んでいるため、二人で訪れてそれぞれの店を見てから合流するという回り方もできます。同じ運営元が買い付けの目を通しているぶん、両店を続けて見ることで盛岡におけるアメリカンヴィンテージの相場感がつかみやすくなります。

LOVE LOCK — レディース軸のアメリカンヴィンテージ

開運橋通のLOVE LOCKは、Brownstoneの姉妹店として同じBrownstone Inc.が運営するレディース中心のユーズド古着とヴィンテージを扱うショップです。アメリカから直接買い付けた古着を軸に、花柄のシャツやAラインのスカートなど、比較的リーズナブルな一点物を揃えています。2013年からはオリジナルブランド「UNLOCK」も展開しており、アクセサリーや雑貨、絵画といった服以外のアイテムも店内に並びます。営業時間は月曜から土曜が11時から20時まで、日曜は11時から19時までで、Brownstoneよりも閉店が遅い日があるため、夕方以降にもう一軒回りたいときの候補になります。

定休日については、出典によって「不定休」と案内している媒体もあれば、年末年始を除いて無休としている情報もあり、記載が一致していません。訪れる曜日を決めている場合は、事前に公式サイトかInstagramで営業を確認しておくのが確実です。JR盛岡駅からは徒歩10分の距離で、Brownstoneとあわせて回っても移動の負担はほとんどありません。

2013年から展開するオリジナルブランド「UNLOCK」ではアクセサリーや雑貨、絵画も扱っており、古着以外の楽しみ方も広がります。

大通・中央通の古着店

gee,jee — デザイナーズブランド専門の中古品店

大通の照井ビル2階にあるgee,jeeは、岩手県内でも数少ないデザイナーズブランドの古着専門店です。コム デ ギャルソンやメゾン マルジェラ、ラフ シモンズといったハイブランドの中古品を扱い、「地域一番の高価買取」を掲げて買取や取り置きにも力を入れています。入荷した商品はInstagramでいち早く紹介するスタイルをとっており、フォロワー2,300人を超えるアカウントで地域内でも高い認知を得ています。営業時間は平日が11時から19時30分まで、日曜と祝日は11時から19時までです。

定休日については、出典によって「不定休」としているものと「木曜」としているものがあり、記載が一致していません。デザイナーズブランドという専門性の高いジャンルを狙って訪れる場合は、空振りを避けるためにも公式のInstagramか電話で当日の営業を確かめてから向かうのが確実です。

JIKAI — 古着とデザイナーズをミックスするセレクト

長田町のシャトルながまち1階にあるJIKAIは、古着とデザイナーズブランドをミックスして見せるセレクトショップです。A.D.S.R.やSUGARHILL、BASE MARKといった感度の高い新品ブランドを岩手にいながら手に取れる貴重な存在で、ヴィンテージとの組み合わせ方を提案する棚づくりをしています。営業時間は12時から19時までで、公式サイトでは「everyday open」と案内されており、実質的に無休で営業しているとみられます。

JIKAIのようにヴィンテージと新品ブランドを併売する店では、経年による風合いと現行デザインの意図を並べて見比べられるという利点があります。長田町は大通と中央通からもさほど離れていない立地にあり、gee,jeeやcheapchicと合わせて徒歩で回る動線に組み込みやすいのも実用的な点です。

cheapchic — 70年代のヨーロピアンとアメリカン古着

中央通のcheapchicは、白い壁が印象的な店内でヨーロピアンとアメリカンのヴィンテージを扱う店です。オーナー自身が欧米へ足を運んで買い付けた70年代を中心とするヴィンテージピースが主力で、古着のほかに靴やアンティークの雑貨も店内に並びます。営業時間は11時から19時までで、定休日は不定休となっています。問い合わせは基本的にInstagramのダイレクトメッセージで対応しているため、在庫や営業日を確認したいときはメッセージで連絡を取るのが確実です。

70年代という年代を軸に絞った店は、同じ年代の中でヨーロッパとアメリカの仕立ての違いを比べる目的で訪れると発見が多くなります。大通のgee,jeeや長田町のJIKAIとは徒歩の範囲でつながっているため、デザイナーズブランドの2軒とヴィンテージのcheapchicを続けて回ると、中古品の価格帯の違いも実感しやすくなります。

本宮まで足を延ばす一軒

one and only — ヴィンテージLevi’s軸のアメカジ専門店

本宮のオーロラガーデンビル1階にあるone and onlyは、ヴィンテージLevi’sを軸にしたアメカジ古着店です。ConverseやChampionといったアメカジの定番アイテムに加えて、Supremeなどストリート系のブランドも一部取り扱っています。年始の初売りには寒空の下で行列ができるほど根強いファンを持つ店で、出張買取にも対応しているため、掘り出し物を求めるヘビーユーザーからの支持を集めています。定休日は火曜で、25日以降の火曜と祝日にあたる日は営業するという案内になっています。

開店時刻については、出典によって13時とする案内と14時とする案内があり、公式のInstagramにも営業時間の記載が見当たらないため、どちらが正しいか確定していません。訪れる時間を決めて向かう場合は、事前にInstagramのダイレクトメッセージなどで開店時刻を確認しておくと無駄足を避けられます。中心市街地の5軒とは離れた立地になるため、本宮への訪問は別枠の予定として組んでおくのが現実的です。

盛岡で古着を選ぶときの実践ポイント

盛岡の古着店を回ってまず気づくのは、営業時間や定休日の情報が店によって出典間で食い違っていることです。今回選んだ6軒のうち、gee,jeeとone and onlyは定休日や開店時刻の記載が媒体ごとに異なり、確定した情報として案内できない部分が残っています。こうした店を訪ねる際は、事前に公式サイトやInstagramのダイレクトメッセージで当日の営業を確認してから向かう習慣をつけておくと、空振りを防げます。

もうひとつ押さえておきたいのは、店ごとに専門性の置き方がはっきり分かれていることです。開運橋通の姉妹店はアメリカからの直接買い付けを軸にし、大通・中央通のgee,jeeとJIKAIはデザイナーズブランドという新品と中古品の境界を扱い、cheapchicは70年代のヨーロッパとアメリカのヴィンテージに絞り、本宮のone and onlyはヴィンテージLevi’sを軸にしたアメカジに特化しています。目的のジャンルを決めてから回る店の順番を組むと、限られた時間でも成果につながりやすくなります。

選ぶ基準を一つ持っておくと、棚の前での判断が速くなります。ヴィンテージのLevi’sは年代によって生地やステッチ、リベットの仕様が変わっていくため、そのブランドの変遷を知っておくと、one and onlyの棚に並ぶ一本がどの年代の仕様なのかを見分ける手がかりになります。

価格帯とサイズの見立て方

盛岡の独立系古着店の価格帯は、レギュラーなアメカジで数千円台、状態のよいヴィンテージやコレクション性の高いLevi’sで一万円台から数万円というあたりが目安になります。gee,jeeやJIKAIが扱うデザイナーズブランドの中古品は、ブランドと状態によって値幅がさらに大きくなり、同じアイテムでもシーズンや保存状態で評価が変わってきます。値札だけで判断せず、生地の状態と仕立ての精度を確かめてから決める順番にしてください。

サイズについても、扱うジャンルによって設計の考え方が異なります。アメリカのヴィンテージは肩幅や身幅にゆとりのある型が多く、表記より小さめの数字でちょうどよく感じられる場合も少なくありません。ヨーロピアンヴィンテージを扱うcheapchicのようなラインでは、着丈が短く袖が細い設計のものが多い傾向があり、表記通りでも実際に袖を通すと印象が変わることがあります。デザイナーズブランドは現行のサイズ表記に近いものが多いものの、年代によってシルエットの流行が違うため、鏡の前で合わせてから決めるのが確実です。

効率よく巡るための道順と時間帯

開運橋通のBrownstoneとLOVE LOCKはどちらも11時開店で足並みがそろっているため、盛岡駅から歩いてこの2軒を先に回るという組み立てがしやすくなります。大通・中央通に移動すると、gee,jeeとcheapchicが11時、JIKAIが12時開店とわずかに時間差があるため、JIKAIを最後に回す順番にすると待ち時間なく移動できます。閉店はcheapchicとgee,jeeの平日が19時台、LOVE LOCKの月曜から土曜が20時までとなっており、夕方から動き出しても大通・中央通側であれば選択肢が残ります。

本宮のone and onlyは開店時刻が確定していないため、中心街の5軒を先にひと通り回ってから、午後遅めの時間に向かうという組み方が無難です。定休日は火曜のため、火曜に旅程を組む場合はこの1軒を外して他の5軒に絞ることになります。中心市街地の5軒とは立地が離れているため、本宮は別の移動手段を用意しておくと動きやすくなります。

開運橋通と大通・中央通という街の成り立ち

開運橋通は、その名の通りJR盛岡駅と旧市街を結ぶ開運橋のたもとから続く通りで、駅から中心市街地へ向かう動線上に位置しています。大通と中央通は、その先に広がる盛岡の中心商店街にあたり、百貨店や飲食店が集まる盛岡でもとりわけ人通りの多いエリアです。古着店がこの駅前から中心商店街にかけての一帯に集まっているのは、盛岡という街の中心が今もこの軸線上にあることの表れだといえます。

一方で本宮は、中心市街地からは離れた立地にあり、路面での物件取得や駐車場の確保のしやすさが、この場所で店を構える動機になっていると考えられます。中心街に店を持つよりも広い売り場を確保しやすいという条件は、ヴィンテージLevi’sのように在庫の点数で見せる専門店にとって現実的な選択です。中心街とは違う条件で店を構える一軒があることも、盛岡の古着シーンの厚みにつながっています。

まとめ

盛岡の古着屋は、開運橋通に構える海外買い付けの姉妹店、大通・中央通に集まるデザイナーズブランドとヨーロピアンヴィンテージの3軒、そして本宮でヴィンテージLevi’sに特化した1軒という構成で、限られた徒歩圏の中にいくつもの切り口が用意されています。営業時間や定休日の情報が出典によって食い違う店も残っているため、訪れる前に公式のSNSで当日の営業を確かめる手間をかけることが、この街を効率よく回るための前提になります。

東北のほかのエリアと合わせて古着屋を巡るなら、仙台の古着屋のガイドも距離感の近い参考になります。全国の古着エリアを俯瞰したい場合は、古着屋エリアガイドもあわせてご覧ください。

編集方針について — この記事は GUZ FASHION 編集部のGUIDEカテゴリの編集方針に沿って制作されています。

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