鎌倉は、古都の風情と豊かな手仕事の文化が息づく街です。寺社の点在する路地や、駅前の商店街には、全国の作家ものの器を集めたギャラリーから、民藝の名店、北鎌倉の静かな器店まで、うつわの名店が点在しています。急須や湯呑み、マグカップといった日々のうつわを、作り手の手仕事や和モダンの美意識とともに選べるのが鎌倉の魅力です。本記事では編集部が定点観測している器・うつわの店を、住所と営業時間つきで4店紹介します。掲載情報は変わることがあるため、訪問前に各店の最新情報をご確認ください。
古都・鎌倉で、作家ものと民藝のうつわを探す
鎌倉がうつわの街として育った背景には、古都ならではの落ち着いた土地柄と、丁寧な暮らしや手仕事を愛する住人の感性があります。観光地としての賑わいの一方で、路地に入ると、目利きが選んだ作家ものの器を扱うギャラリーや、民藝の美意識を受け継ぐ名店が、静かに店を構えています。急須やマグカップは毎日手に取るものだからこそ、手仕事の温かみや和の趣まで吟味して選びたい一品です。
歩き方の目安として、鎌倉駅西口の御成エリアや佐助、北鎌倉にかけて、うつわの店が点在しています。作家ものの器のギャラリーで一点を選び、民藝の名店で手仕事の品に触れ、北鎌倉の静かな店でじっくり向き合うという回り方をすると、自分の食卓に合ううつわが見つかりやすくなります。
急須や湯呑み、マグカップといった日々のうつわを、作り手の手仕事や和モダンの美意識とともに選べるのが鎌倉の魅力です。
編集部が通う、鎌倉のうつわ4店
もやい工藝 鎌倉 — 民藝の美意識を受け継ぐ器の名店
鎌倉・佐助に店を構える、1971年創業の工藝店です。日本全国から店主が選び抜いた手仕事の器や民藝の品が並び、急須や湯呑み、マグカップなど、日々の暮らしに寄り添ううつわが揃います。長い歴史のなかで培われた確かな目で選ばれた品は、使うほどに手になじみ、暮らしを豊かにしてくれます。民藝ならではの、用の美を備えた素朴で力強いうつわは、日々の食卓を一段と味わい深いものにします。作り手の手仕事と民藝の美意識に触れたい人に向く、鎌倉を代表する器の名店です。佐助の静かな環境にあり、観光の喧騒から離れて、じっくりうつわと向き合えます。長く愛せる一点を、確かな目利きのもとで選びたい人におすすめの店です。
うつわ祥見 KAMAKURA — 現代作家の器が集うギャラリー
鎌倉・御成町に店を構える、現代作家の器を扱うギャラリーです。常時多くの作家の作品が揃い、急須やマグカップ、飯碗まで、日々のうつわとして使える一点に出会えます。信頼できる目利きが選んだ作家ものの器は、一点ずつ表情が異なり、作り手の個性と手仕事の温かみが感じられます。ギャラリーのような空間で、企画展を通して新しい作り手に出会える楽しみもあります。日々使ううつわでありながら、食卓を特別にしてくれる作家ものを探す人に向く一軒です。御成エリアにあり、鎌倉駅から歩いて立ち寄りやすいのも魅力です。作家ものの器をじっくり選びたい人や、新しい作り手との出会いを楽しみたい人におすすめの店です。
GM.. 北鎌倉 — 静かな環境で選ぶ作家もののうつわ
北鎌倉に店を構える、作家もののうつわを扱うセレクト雑貨店です。ここでしか出会えない一点ものの器が並び、急須や湯呑み、マグカップなど、暮らしに取り入れたい作家ものを選べます。北鎌倉という静かな環境にあり、鎌倉駅周辺の賑わいとはまた違う、落ち着いた時間のなかでうつわと向き合えるのが魅力です。作家ものの器に加えて、暮らしを彩る雑貨も扱うので、うつわを入り口に日々の道具を幅広く選べます。北鎌倉の寺社めぐりとあわせて立ち寄れば、古都らしい一日のなかでうつわ探しを楽しめます。人と被らない一点や、静かな環境でじっくり選びたい人に向く一軒です。北鎌倉散策の目的地にふさわしい店です。
sahan 鎌倉 — 器の使い心地を体感できる古民家風の食事処
鎌倉駅西口近くの御成町に店を構える、器とインテリアにこだわった古民家風の食事処です。定食やお茶を、作り手の器でいただける空間で、うつわの使い心地や和モダンの世界観を体感できます。うつわを買う前に、実際に料理を盛った姿や、手に持ったときの感触を体験できるのは、食事処ならではの魅力です。和モダンな空間で、器が日々の食事をどう彩るかを実感できるので、うつわ選びの目を養うのにも向きます。器の世界観に浸りながら、ゆっくりとした鎌倉の時間を過ごせます。うつわを実際に使う場面に触れてから選びたい人や、和モダンな器の暮らしに憧れる人に向く一軒です。器の購入を扱うかは店に確認するとよいですが、うつわの魅力を体で感じられる場所として、鎌倉のうつわ巡りに加えたい店です。
急須・マグカップを選ぶときの実践ポイント
急須やマグカップは毎日使うものなので、見た目だけでなく実際の使い勝手を確かめて選ぶと失敗が減ります。急須は、注ぎ口の水切れの良さや、持ち手の握りやすさ、茶こしの細かさが、日々の使い心地を左右します。マグカップは、手に持ったときの重さや、取っ手に指が通るか、口当たりの厚みを確かめるとよいでしょう。気になる一点は実際に手に取って、自分の手になじむかを確かめると、写真ではわからない違いが見えてきます。
素材によって扱い方が変わる点も押さえておきたいところです。陶器は温かみがある一方で吸水性があり、磁器は丈夫で扱いやすいという違いがあります。作家ものの器は電子レンジや食洗機に向かないものもあるため、使い方を購入前に店員に確認すると安心です。一点ものは同じものが二つとないので、気に入ったら出会ったときに選ぶつもりで臨むと後悔が少なくなります。割れ物を持ち歩くことになるので、買い物は後半に回し、しっかり梱包してもらうと安心です。
一日で巡る、鎌倉・うつわさんぽのコース取り
鎌倉駅西口の御成エリアを起点に、作家ものの器のギャラリーや器にこだわる食事処を巡り、佐助の民藝の名店、北鎌倉の静かな器店へと足を延ばしていく順番がおすすめです。作家もの、民藝、北鎌倉のセレクトと、性格の違う名店が鎌倉の各所に点在しているので、寺社めぐりや街歩きとあわせて、うつわ探しを楽しめます。鎌倉駅周辺と北鎌倉は少し離れているので、どちらを中心にするか決めて、ゆったり巡ると古都らしい時間を過ごせます。
歩き疲れたら鎌倉らしい古民家カフェで一息つけるのも街歩きの楽しみですが、本記事は器とうつわに焦点を当てているため、飲食店については別途エリアガイドを参照してください。
まとめ — 鎌倉のうつわは「手仕事と和の趣」で選ぶ
鎌倉の魅力は、現代作家の器のギャラリーから、民藝の名店、北鎌倉の静かな器店まで、うつわの名店が古都の各所に点在していることにあります。作家ものの器で食卓を彩り、民藝の品で手仕事の温かみを取り入れ、器にこだわる空間でその使い心地を体感する、この巡り方ができるのが古都・鎌倉らしさです。本記事で紹介した4店を起点に、日々の一杯になる急須やマグカップを探してみてください。掲載の営業時間や住所は変更される場合があるため、訪問前に各店の最新情報をご確認ください。










