DOMESTIC BRAND

ミドリカワ(Midorikawa)— 緑川卓が紳士服に装飾を宿す、東京発のアーティザナルなものづくり

ミドリカワの世界観イメージ(紳士服の仕立て)

ミドリカワ(Midorikawa)は、デザイナーの緑川卓(みどりかわ たく)が2017年に東京で立ち上げたメンズブランドです。ジャケットやシャツといった紳士服の骨格をていねいに踏まえながら、そこにリボンテープや袖や裾からのぞく別布といった装飾を重ね、クラシックとモードのあいだを行き来する独特の服づくりで知られています。2021年にはフランスのLVMHが主催する若手デザイナーの賞でセミファイナリストに選ばれ、国内外から一気に注目を集めました。名前だけを聞くと寡黙で控えめな印象を受けるかもしれませんが、その服が放つ表情は、緻密で装飾的で、どこか物語めいています。

この記事では、ミドリカワというブランドの成り立ちを、デザイナー緑川卓の歩みからひもといていきます。紳士服を土台に装飾を宿すという独自の発想がどこから来ているのか、素材やパターンにどんなこだわりが込められているのか、そして代表的なアイテムや、中古で一着を選ぶときに見ておきたい視点まで、順を追って整理しました。数値や固有名詞は公開情報で確認できた範囲で記し、確証の取りにくい部分はその旨を添えています。

デザイナー緑川卓という人物

緑川卓は1982年に生まれ、洋服が好きだったことから服づくりの世界を志したと語られています。2001年に東京の文化服装学院へ入学し、2003年に同校を卒業しました。卒業後はしばらくアートに関わる仕事に携わっていたと伝えられており、いわゆる大手アパレルの一直線なキャリアを歩んできたわけではないようです。こうした遠回りの経歴が、既存のメンズウェアの文法からわずかにずれた、独特の感覚につながっているのかもしれません。

緑川は2017年、自身の姓をそのままブランド名に掲げてミドリカワをスタートさせました。デザイナーが自分の名前を冠するという選択には、服づくりのすべてに自分が責任を持つという意思がにじみます。彼自身については公開されている情報が多くはなく、経歴の細部にはいまも謎めいた部分が残ります。前職や修業先についてもいくつかの説が語られていますが、確実な一次情報として裏づけの取れる範囲は限られるため、ここでは断定を避けておきます。分かっているのは、独立以前から服づくりに向き合い、独自の美意識を静かに育ててきたということです。

アートの視点が服に宿る

アートに関わる仕事を経てきたという背景は、ミドリカワの服を理解するうえで見過ごせない要素です。緑川の服には、既製のパターンをただなぞるのではなく、布そのものを素材として扱い、切ったり垂らしたり重ねたりして構築していく感覚があります。完成された商品としての洋服というより、手を動かしながら一枚の布と対話して立ち上げた造形物、という趣が強く感じられます。着る人が身にまとうことで初めて完成する、そんな未完成の余白を残した設計が、ミドリカワらしさの根にあると言えるでしょう。

名前だけを聞くと寡黙で控えめな印象を受けるかもしれませんが、その服が放つ表情は、緻密で装飾的で、どこか物語めいています。

ブランド名に込めた意味と思想

ミドリカワというブランド名は、そのまま緑川卓自身の姓です。海外のブランドのように架空の物語やアイコンを掲げるのではなく、作り手の名をそのまま看板にするという潔さには、日本のデザイナーズブランドらしい実直さが表れています。飾り立てた名前を持たないぶん、服そのものに語らせるという覚悟が、この選択には込められているように思えます。

ブランドの根底にあるのは、ヒストリカルなメンズウェアをアレンジし、エレガントでありながら唯一無二の感触へと仕上げるという発想です。テーラードジャケットやドレスシャツといった紳士服の様式には、長い時間をかけて洗練されてきた完成度の高い骨格があります。緑川はその骨格を壊すのではなく、あえて踏まえたうえで、リボンや別布、はみ出す生地といった装飾を差し込みます。伝統的な様式と、そこからあふれ出す装飾との緊張感こそが、ミドリカワの服が放つ独特の色気の正体です。基本を知り尽くしたうえで崩すからこそ、その崩しが端正に見えるのです。

職人的思考というキーワード

ミドリカワの服を語るとき、しばしばアーティザナル、つまり職人的という言葉が使われます。これは単に手間がかかっているという意味にとどまりません。工業製品のように効率よく量産される服とは異なり、一着ごとにパターンや装飾の必然性を問い直しながら組み立てていく姿勢を指します。裏地の使い方ひとつ、留め具の位置ひとつに理由があり、その積み重ねが服全体の説得力を支えています。大量生産では実現しにくい細やかな判断の連続が、ミドリカワの一着に密度を与えているのです。

デザインの核となる装飾とディテール

ミドリカワの服をひと目でそれと分からせるのが、独特の装飾とディテールです。リボンテープが服の各所にあしらわれ、袖や裾からは別の生地がのぞき、ときには紐や帯のようなものが垂れ下がります。こうした要素は一見すると過剰にも見えますが、紳士服のかっちりとした構造の上に乗ることで、絶妙なバランスへと収まります。装飾が主張しすぎず、かといって埋もれもしない、その塩梅の見極めに緑川の力量が表れています。

レイヤード、つまり重ね着や重ね仕立ての手法も、ミドリカワを特徴づける要素です。表地の下からのぞく裏地や、別々のパーツを組み合わせたような構成によって、一枚の服のなかに複数の表情が同居します。着る角度や動きによって見える生地が変わり、静止しているときと歩いているときとで印象が移ろいます。平面的なデザインでは得られない立体感が、この重ねの手法から生まれています。

古着をリメイクするという発想

緑川は、既存の古着をほどいて別の服へと再構築する手法も採り入れてきたと語られています。使い込まれた生地が持つ独特の風合いや、時間が刻んだ色の変化を、新しい造形のなかへ取り込むという発想です。ここにも、布を素材として扱い、対話しながら形を立ち上げていくというミドリカワの姿勢が通底しています。ひとつとして同じものがない古着を出発点にすることで、量産品にはない一点ものの気配が服にまとわりつきます。サステナブルという言葉が広く語られるようになる以前から、緑川は素材の来歴を大切にするものづくりを続けてきたのです。

クラシックな仕立てへの敬意

装飾やリメイクという言葉からは前衛的な印象が先に立ちますが、ミドリカワの土台にあるのはクラシックな仕立てへの深い敬意です。カッティングや縫製、パターンの引き方といった基礎の部分は驚くほど端正で、奇抜さだけで成立しているわけではありません。むしろ、基礎が堅牢だからこそ、その上に大胆な装飾を乗せても服が破綻せずにまとまります。伝統を軽んじる崩しではなく、伝統を尊重したうえでの再解釈だからこそ、ミドリカワの服は長く着られる普遍性を備えています。

ブランドの歩みと評価

ミドリカワは2017年の春夏シーズンにデビューしました。立ち上げから間もない時期に、日本の新進ブランドを育てる場として知られる百貨店のクリエーター向け売り場に迎え入れられ、確かな目を持つバイヤーたちから支持を集めていきました。伊勢丹新宿店のメンズ館では、国内外の新しい才能を紹介する売り場でミドリカワが扱われ、まだ知名度が高くない段階から作品性が評価されていたことがうかがえます。感度の高いセレクトショップでも取り扱われ、着実にファンを増やしてきました。

ブランドの評価を決定づけたのが、2021年のLVMHヤングファッションデザイナープライズにおけるセミファイナリスト選出です。世界中から集まった応募のなかから二十人の候補に残ったことで、ミドリカワは国際的な舞台でその名を知られるようになりました。同じ年には日本のほかの新進ブランドとともに名前が挙がり、東京発の若い作り手の層の厚さを示す一例としても語られました。この選出以降、どんな作り手によるどんなブランドなのかという関心が一気に高まったのです。

コラボレーションが広げた認知

ミドリカワは、他ブランドとの協業を通じても存在感を広げてきました。サンダルで知られるスイコックとのコラボレーションでは、ミドリカワらしい構築的な感覚を落とし込んだ独特のフットウェアが生まれ、話題を呼びました。自らのコレクションの世界観を保ちながら、異なる領域のものづくりと組み合わせることで、ブランドの表現の幅が押し広げられていきました。こうした協業は、単独のコレクションだけでは届かない層にミドリカワの名を伝える役割も果たしています。

代表的なアイテムと価格帯

ミドリカワを象徴するアイテムのひとつがシャツです。なかでも、着脱できるベストが一体化した構成のシャツは、ミドリカワの装飾的な発想を分かりやすく体現しています。本体はコットンを主体とし、ベストはサイドの紐で調整でき、留め具には貝製のボタンが用いられるなど、細部まで意匠が行き届いています。一枚で着ても、ベストを重ねても表情が変わり、一着で複数の着こなしを楽しめるのが魅力です。シャツの価格帯はおおむね四万円台後半に位置し、装飾の密度を考えると納得のいく設定です。

アウターやジャケットもミドリカワの主軸です。テーラードジャケットは十万円台が中心で、種類によっては十三万円を超えるものもあります。デニムジャケットのように、素材のカジュアルさと装飾の緻密さを掛け合わせた一着も展開されており、こちらは八万円前後で見かけることが多いようです。トップスやパンツ、アウター類は五万円から十五万円ほどの幅に収まり、比較的手を伸ばしやすいTシャツ類は一万円台から用意されています。価格の幅が広いため、まずは小物やカットソーからブランドの世界観に触れ、気に入ったら仕立ての効いたアウターへ進むという入り方も無理がありません。

ベスト一体型シャツに見る設計の妙

ミドリカワを代表する一着をもう少し掘り下げてみます。ベストが一体化したシャツは、肩まわりにエポレットのような留め生地があしらわれ、そこからリボンが垂れるという、装飾と機能が溶け合った構成が特徴です。ベストは着脱でき、サイドの紐で身幅を調整できるため、体型や気分に合わせて表情を変えられます。サイズ展開がフリーサイズの一種類に絞られている個体もあり、そのぶんパターンには誰が着ても様になるよう緻密な計算が施されています。一枚の服のなかに、シャツとベストという二つの機能を無理なく同居させる発想は、紳士服の様式を熟知した作り手ならではのものです。細部を見れば見るほど、装飾が単なる飾りではなく、着るための工夫と結びついていることが分かります。

ニットとカットソーの魅力

ジャケットやシャツの陰に隠れがちですが、ミドリカワのニットやカットソーにも独自の工夫が凝らされています。編み地の切り替えや、袖口や裾の処理に施された小さな仕掛けによって、シンプルに見える一枚にもブランドらしい奥行きが宿ります。装飾の強いアウターに比べると取り入れやすく、日常のなかでミドリカワの感覚を楽しみたい人にとって、ちょうどよい入り口になります。落ち着いた色みのものを選べば、手持ちの服とも合わせやすく、装飾的なアイテムへと段階的に進む足がかりにもなるでしょう。

ミドリカワが似合う人と着こなし

この服は、装飾やディテールに個性があるぶん、着る人にもある程度の意志が求められます。とはいえ、けっして奇抜なだけの服ではありません。土台が紳士服の様式にあるため、着こなし方さえ押さえれば、日常のワードローブにも自然になじみます。装飾の効いた一着を主役に据え、ほかのアイテムはあえて無地の落ち着いたもので固めると、ミドリカワらしさが引き立ちます。全身を主張の強い服で固めるより、一点を効かせる引き算の発想のほうが、この服の魅力は生きてきます。

色づかいでは、黒や生成り、グレーといった中立的な色を選ぶと、装飾の造形そのものが際立ちます。反対に、装飾のかたちを楽しみたい上級者であれば、あえて色のある一着に挑戦するのも面白い選択です。足元は、緑川自身がコラボレーションで手がけたような構築的なフットウェアや、シンプルなレザーシューズを合わせると、服の端正さと呼応します。装飾の物語性をどこまで押し出すか、その匙加減を自分なりに探る過程そのものが、ミドリカワを着る醍醐味となります。

中古でミドリカワを選ぶときの視点

ミドリカワは生産数が多いブランドではないため、中古市場に出てくる数もかぎられます。だからこそ、状態のよい一着に出会えたときの価値は高くなります。中古で選ぶ際にまず確認したいのが、ブランドの象徴でもあるリボンテープや別布、垂れ下がる装飾パーツが欠けていないかという点です。これらは着脱や経年で失われやすく、装飾が欠けると本来の意匠が損なわれてしまいます。購入前に、装飾がすべてそろっているかを写真や現物でていねいに確かめることをおすすめします。

次に見ておきたいのが、素材の状態です。裏地を活かしたレイヤードや、切り替えの多い構成は、それぞれの生地の状態が服全体の印象を左右します。表地に問題がなくても、のぞく裏地に色あせやシミがあると全体の美しさが薄れます。古着をリメイクした個体の場合は、もともとの生地が持つ風合いと経年による劣化を見分ける目も必要です。可能であれば、縫製の要所やボタンの留め具など、負荷のかかりやすい部分の傷みも確認しておくと安心です。サイズ表記が一種類に絞られているアイテムもあるため、実寸を把握してから選ぶと失敗が減ります。

信頼できる販路を選ぶ

ミドリカワのような作品性の強いブランドは、装飾やディテールの真贋を見極めるのが難しい場合があります。中古で手に入れるなら、ブランドの知識を持つ古着店や、状態の説明がていねいなショップを選ぶのが賢明です。商品説明の写真が多く、装飾の細部まで写し込んでいる出品ほど、後悔の少ない買い物につながります。気になる点があれば購入前に問い合わせ、装飾の欠損や補修の有無を確認しておくと、届いてからの認識の食い違いを避けられます。

価格と価値の考え方

ミドリカワの一着は、一般的な既製服と比べると決して安い買い物ではありません。しかしその価格は、装飾の緻密さや、パターンと縫製に費やされた手間の量を映したものです。量産される服が効率を優先して省く工程を、ミドリカワはあえて積み重ねています。一着に込められた判断の密度を思えば、価格には相応の理由があると理解できるでしょう。長く愛用できる普遍性を備えている点も、価格を考えるうえで見落とせない要素です。

流行を追うだけの服は数シーズンで飽きが来ますが、伝統的な仕立てを土台に持つミドリカワの服は、装飾という個性を保ちながらも古びにくいという強みがあります。ワードローブのなかで長く付き合える一着を求めるなら、一時の安さよりも、着るたびに満足を得られるかどうかを基準に選ぶ価値があります。手に入れた一着を大切に手入れしながら着続けることで、その満足はいっそう深まっていきます。

よくある疑問

ミドリカワはメンズ専用のブランドですか

ミドリカワはメンズウェアを主軸に展開しているブランドです。ただし、装飾やシルエットの面白さから、性別にとらわれずに楽しむ人も少なくありません。オーバーサイズ気味のアイテムや、ジェンダーの枠にとらわれない造形の服も見られるため、着る人の解釈しだいで幅広い装いに応用できます。気になるアイテムがあれば、実寸を確認しながら自分の体型に合う形を探すとよいでしょう。

初めての一着はどれを選べばよいですか

装飾の強いアウターに惹かれる気持ちは分かりますが、初めての一着としては、まずカットソーやニットなど取り入れやすいアイテムから始めるのがおすすめです。ブランドの生地選びや細部の処理を身近に感じられ、日常でも無理なく着られます。ミドリカワらしい装飾の世界観に惹き込まれたら、次の一歩として仕立ての効いたシャツやジャケットへ進むと、満足度の高い付き合い方ができます。

手入れはどうすればよいですか

装飾やレイヤードの多いこのブランドの服は、扱い方に少し気を配る必要があります。アイテムによっては自宅での手洗いが可能なものもありますが、装飾パーツや裏地の素材が繊細な場合は、専門のクリーニングに任せるほうが安心です。洗濯表示を必ず確認し、迷ったときは無理に自分で洗わず、プロの手を借りる判断も大切です。保管の際は、装飾がつぶれたり引っかかったりしないよう、ゆとりを持って掛けておくと長く美しさを保てます。

正規にはどこで買えますか

新品を正規に手に入れるなら、ブランドを取り扱う百貨店の売り場や、国内外のセレクトショップが中心になります。デビュー当初から、新しい才能を紹介する百貨店の売り場で扱われてきた経緯があり、実物を見て試着できる場は少しずつ広がってきました。生産数がかぎられるため、気になるシーズンのアイテムは早めに動くほうが確実です。オンラインでも正規取扱店を通じて購入できますが、装飾の立体感やサイズ感は実物で確かめると失敗が減ります。近くに取扱店がない場合は、状態の説明がていねいな中古も現実的な選択肢になります。

洗練とアヴァンギャルドのどちらに寄ったブランドですか

ミドリカワは、洗練とアヴァンギャルドのどちらか一方に振り切れたブランドではありません。テーラードの端正さという洗練を土台に持ちながら、そこへ大胆な装飾を差し込むことで前衛的な表情も併せ持ちます。この二面性こそが持ち味であり、きれいめの装いにも、個性を出したい装いにも応用できる懐の深さにつながっています。着る人がどちらの面を引き出すかによって、同じ一着でも印象が大きく変わるのが面白いところです。

東京のデザイナーズシーンとミドリカワ

ミドリカワが登場した2010年代後半の東京は、独立系のデザイナーズブランドが次々と生まれ、国際的にも注目を集めていた時期でした。既存の枠にとらわれず、独自の素材観や造形で勝負する若い作り手が増え、東京発のものづくりの層の厚さが世界に知られていきました。緑川卓のブランドも、こうした流れのなかから頭角を現した一つです。ただし、テクノロジーや機能素材を前面に押し出す潮流とは一線を画し、あくまで紳士服の伝統と手仕事の装飾に軸足を置いた点に独自性があります。

同時期に評価を高めた東京の作り手には、機能性を突き詰めるブランドや、コンセプチュアルな造形で知られるブランドなど、さまざまな個性がありました。そのなかで緑川の仕事は、クラシックな仕立てを起点にしながら装飾で物語を編むという、いわば手仕事の温度を感じさせる方向性で際立っています。流行の移り変わりが速い時代にあって、時間をかけた手仕事の価値を静かに問い直すような姿勢は、量産や効率とは異なる豊かさを求める人の心に響きます。日本発の作り手の多様さを知るうえでも、ミドリカワは押さえておきたい一つと言えるでしょう。

まとめ — 紳士服に物語を宿すブランド

ミドリカワは、緑川卓が紳士服の様式という強固な土台の上に、リボンや別布、レイヤードといった装飾を宿すことで、クラシックとモードのあいだに独自の居場所を築いてきたブランドです。文化服装学院で学び、アートの視点を経て2017年に独立し、LVMHの若手デザイナー賞での評価を通じて国際的にも知られるようになりました。基本を知り尽くしたうえで崩すという姿勢が、その服に端正さと物語性の両方を与えています。装飾の一つひとつに理由があり、着る人が身につけて初めて完成する余白を残した設計は、ほかのブランドにはない魅力です。

装飾的でありながら普遍性を失わないミドリカワの服は、一点を効かせる引き算の着こなしでこそ映えます。中古で選ぶなら装飾の欠損と素材の状態を入念に確認し、信頼できる販路を選ぶことが満足への近道です。日本のデザイナーズブランドの奥行きを体感したい人にとって、ミドリカワは長く付き合う価値のある一着を差し出してくれるでしょう。ほかの国内ブランドの世界観も知りたい方は、日本のデザイナーズブランドの記事もあわせて読んでみてください。

編集方針について — この記事は GUZ FASHION 編集部のDOMESTIC BRANDカテゴリの編集方針に沿って制作されています。

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