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岐阜の古着屋 — 柳ヶ瀬とやながせ倉庫を巡る6店

レトロな看板と色鮮やかな什器が並ぶ古着店のウィンドウ(岐阜の古着屋ガイドのイメージ)

岐阜市の古着屋は、名鉄岐阜駅から徒歩十数分の柳ケ瀬通を中心とした柳ヶ瀬商店街と、その一角にある「やながせ倉庫」という建物のまわりに集まっています。柳ヶ瀬商店街は岐阜の中心市街地に広がるアーケード街で、通り沿いのビルの中に古着店が点在しており、やながせ倉庫はそのなかでも複数の店舗がひとつの建物に入居する形で機能しています。名鉄岐阜駅からは徒歩十数分から20分弱の範囲に主要な店が収まっており、駅前一帯まで含めても半日あれば主要な店をひと通り回れる密度です。

岐阜の古着シーンで目立つのは、ジャンルの振れ幅が大きいことです。80年代から90年代のストリートに寄せる店があり、アメリカ古着とミリタリー、アウトドアをスケートボードと同じ空間で見せる店があり、年代物のアウトドア用品をカフェバーで提供しながら扱う店があり、アメリカやヨーロッパに加えてインドやアジアの古着や雑貨まで手を伸ばす店があり、レトロでナチュラルなメンズとユニセックスの古着に寄せる店もあります。ひとつの街でこれだけ切り口の異なる店がそろっているのは、岐阜の古着シーンの厚みを示す点です。

この記事では、柳ヶ瀬商店街とやながせ倉庫、そして名鉄岐阜駅前一帯を中心に、実際に営業を確認できた独立系の古着店を6軒選びました。無人営業の店と全国展開のチェーン店は外し、店主やスタッフが在店して品揃えの方針を伝えている店を軸にしています。営業時間や定休日は出典によって記載が食い違う店もあるため、遠方から向かう場合はとくに、各店の公式Instagramやオンラインストアで直近の営業状況を確かめてから出かけてください。

柳ヶ瀬商店街・やながせ倉庫の古着店

古着屋キカザル — 80〜90年代ストリートを軸にする

柳ケ瀬通2丁目にある古着屋キカザルは、名鉄岐阜駅から徒歩15分ほどの柳ヶ瀬商店街に位置する店です。80年代から90年代のストリート系ヴィンテージを軸にした品揃えで、営業時間は正午から午後7時まで、火曜と水曜が定休日です。支払いはクレジットカードや電子マネー、QRコード決済にも対応しており、現金の用意がなくても買い物がしやすい店です。

公式Instagram(@kikazaru_used)はフォロワーが3,500人を超え、来店予約の案内もハイライトで発信しています。一方で、このアカウントのプロフィール欄には別のアカウントへの案内が記載されており、直近の投稿も長い間更新が途絶えています。店舗の営業状況を断定する材料ではありませんが、遠方から向かう場合はとくに、事前に電話や公式の告知で現在も営業しているかを確かめてから出かけるのが確実です。

megriko used & vintage — 世界の古着と雑貨を幅広く扱う

神室町にあるmegriko used & vintageは、名鉄岐阜駅から徒歩10分ほど、柳ヶ瀬商店街エリアに位置する店です。2022年1月に店主の畑中恵里さんが独立して立ち上げた店で、営業時間は午後1時から午後7時まで、火曜と水曜が定休日です。

年代やジャンルを絞り込まず、アメリカやヨーロッパの古着に加えてインドやアジアの古着や雑貨まで幅広く買い付けているのが特徴です。海外の個性的な配色やパターンの衣類、刺繍入りのアイテムを通年扱っており、ハンドメイド作品も並びます。カジュアルからストリート、クラシック、ヒッピーまで系統をまたいで見せているため、旅先で服を選ぶような感覚で棚を眺められる店です。年代やブランドで絞り込まずに旅の記憶ごと持ち帰るような買い方ができるのは、専門店化が進む岐阜の古着店のなかでも珍しい立ち位置です。電話番号は公表されていないため、来店前の連絡は公式Instagram(@megriko_gf)を窓口にするとよいでしょう。

palette — やながせ倉庫でレトロとカジュアルを扱う

弥生町のやながせ倉庫102号室にあるpaletteは、名鉄岐阜駅から徒歩10分強、やながせ倉庫という建物の中に店を構える一軒です。営業時間は午後1時から午後7時まで、火曜・水曜・木曜が定休日で、電話は058-265-5666です。レトロでナチュラルなカジュアルを軸に、メンズとユニセックスの古着を展開しています。

取り扱うジャンルはカジュアル、クラシック、アメリカン、ヨーロピアン、ミリタリーからレトロ・ヴィンテージまで、70年代から90年代を中心に幅を持たせています。近隣の古着屋キカザルとの間柄が姉妹店として語られることもありますが、双方の公式サイトや公式Instagramにその記載はなく、確認できた事実ではありません。やながせ倉庫は複数の店舗が入る建物なので、同じ建物の中で別の店も合わせて見て回れるのがこの立地の利点です。

eat — 柳ヶ瀬に近いメンズとレディースの古着

八幡町のながらビル1階にあるeatは、屋号を「used & vintage eat」といい、柳ヶ瀬商店街にもほど近い立地にある店です。営業時間は正午から午後8時まで、定休日は不定休で、電話は058-265-1388です。メンズとレディース双方の古着を取り扱っており、古着初心者からヴィンテージ愛好者まで対応する店として案内されています。

特定商取引法に基づく表記と公式Instagram(@eat_gifu)の両方で、営業時間と不定休であることが一致して案内されており、他店に比べて情報の食い違いが少ない店です。BASEによるオンラインショップ(webshop1.thebase.in)も運営しているため、店頭で気になった一枚を後日オンラインで探すという使い方もできます。不定休という営業形態なので、訪れる前に公式Instagramで営業日を確認しておくと確実でしょう。

岐阜市八幡町のながらビル1階にある、屋号「used & vintage eat」の古着店です。

名鉄岐阜駅前一帯の古着店

LOOP — スケートボードと古着が同居する店

東金宝町のチサンマンション岐阜金宝町111にあるLOOPは、名鉄岐阜駅から346メートルという駅前立地の店です。2024年6月に柳ヶ瀬エリアから現在地へ移転オープンしており、営業時間は正午から午後8時まで、水曜が定休日です。

古着とスケートボードを一つの空間で扱っているのがこの店の特徴で、メンズを中心にカジュアル、アメリカン、ミリタリー、スポーツ、アウトドアと幅広いスタイルのヴィンテージ古着を展開しています。スケートカルチャーと古着文化を掛け合わせた品揃えは、岐阜のほかの店にはない切り口です。公式のSNSアカウントは特定できなかったため、営業状況や入荷情報はオンラインストア(lp003.stores.jp)で確認するのが確実です。

GARAMP — カフェバー併設のヴィンテージアウトドア専門店

清住町のレイワビル4階にあるGARAMPは、2021年12月に開業した、岐阜県内では珍しいヴィンテージアウトドア専門店です。店主自らが数カ月かけてリノベーションしたというコンクリート打ち放しの空間で、1970年代以降のアメリカやヨーロッパ製のアウトドア用品と古着を展開しています。営業時間は午前10時から午後7時まで、火曜と水曜が定休日です。

コールマンなど、歴史あるブランドの30年以上前の製品を中心に買い付けているほか、焚き火に適した天然素材のウール古着も併せて扱っています。バーテンダーとバリスタの経験を持つ店主が、同じ空間でオリジナルブレンドのコーヒーやカクテルを提供するカフェバーを併設しているのも特徴です。道具を見て終わりにせず、その場で一杯飲みながら選んだものを見返せる店で、名鉄岐阜駅前で時間を使い切りたいときの候補になります。

岐阜で古着を選ぶときの実践ポイント

岐阜で古着を回るうえでまず押さえたいのは、営業開始が正午前後の店が多い一方、定休日の組み合わせが店ごとに違うという点です。火曜と水曜が休みの店が集中しているため、この二日に訪れると空振りが増えます。とくにpaletteは火・水・木の三日が定休なので、木曜に訪れる計画を立てているなら事前の確認が欠かせません。

もうひとつの特徴は、公式の営業案内が店によって発信手段が違うことです。Instagramを窓口にしている店もあれば、オンラインストアや特定商取引法のページで案内している店もあります。キカザルのように、公式アカウントの更新が長く止まっている店もあるため、遠方から向かう場合は当日の朝に電話やオンラインストアで営業を確かめておくと無駄足を防げます。

ジャンルの幅が広い岐阜だからこそ、選ぶ基準を一つ持っておくと棚の前での判断が速くなります。アメリカの作業着がヨーロッパの街中でカジュアルな一枚に置き換わっていった系譜を踏まえてつくるCarhartt WIPを基準に置いておくと、LOOPのスケートボード併設の古着やキカザルのストリート古着が、作業着としての機能をどこまで残し、街着としてどこを崩しているのかを見分ける手がかりになります。

価格帯とサイズの見立て方

岐阜の独立系古着店の価格帯は、レギュラー古着で数千円台、状態のよいヴィンテージや専門性の高いアウトドア用品で一万円台から数万円というあたりが目安です。GARAMPが扱うコールマンの年代物は、状態と希少性で価格が決まるため、年式が近くても仕上がりで評価が分かれます。値札の数字だけでなく、生地の状態や金具の可動を自分の目で確かめる順番にすると納得して買えます。

サイズについては、ジャンルによって考え方が変わります。ミリタリーやワークウェア系はゆとりのある型が多く、表記より小さめでちょうどよくなることがある一方、ヨーロッパの古着は着丈が短く袖が細い設計が主流で、表記通りでも腕回りが窮屈に感じることがあります。megrikoのようにインドやアジアの古着まで扱う店は、そもそもの型紙がアメリカやヨーロッパのものと違うため、試着してから判断する必要があります。同じ「フリーサイズ」という表記でも、産地が違えば実寸がまったく異なることを前提に見ておくと失敗が減ります。

入荷のタイミングも押さえておくと動きやすくなります。買い付けから戻った直後に棚を一気に更新する店が多く、公式Instagramで入荷の告知を追っておくと狙いを持って訪れられます。アウトドア用品を扱うGARAMPは、季節の変わり目に焚き火向けのウール古着や防寒具の入荷が増える傾向があるため、秋から冬にかけて動くと出会いの機会が増えます。

効率よく巡るための道順と時間帯

岐阜の古着店は、正午前後に開く店が大半を占め、閉店は午後7時から8時にそろっています。GARAMPだけが午前10時開店なので、朝から動くならまずGARAMPに立ち寄り、そのあと正午開店の店に合わせて柳ヶ瀬へ移動するという順番が効率的です。

道順としては、名鉄岐阜駅前のLOOPとGARAMPから始めて、東金宝町と清住町を回ったあとに柳ヶ瀬商店街へ南下し、キカザルのある柳ケ瀬通、やながせ倉庫のpalette、神室町のmegriko、八幡町のeatという順に歩くと、移動距離を抑えて一周できます。名鉄岐阜駅から柳ヶ瀬商店街までは徒歩15分前後なので、シェアサイクルを使えば体力を温存できます。

定休日は火曜と水曜に重なる店が多いため、平日にまとめて回るならこの二日を避けるだけで空振りが大きく減ります。paletteのように木曜も定休に含む店があるので、木曜訪問を予定しているならとくに事前確認が必須です。柳ヶ瀬商店街とやながせ倉庫はアーケードや屋内の建物が中心なので、雨の日でも移動の負担が小さいのは利点でしょう。

柳ヶ瀬・やながせ倉庫と駅前という二つの顔

柳ヶ瀬商店街は岐阜市の中心市街地に広がるアーケード街で、柳ケ瀬通や神室町、八幡町といった住所に古着店が点在しています。やながせ倉庫はその一角にある建物で、paletteのように複数の店舗がひとつの建物の中に入居する形をとっているのが特徴です。柳ケ瀬通2丁目のキカザルから神室町のmegriko、八幡町のeatまで、いずれも柳ヶ瀬商店街エリアという括りで案内されており、徒歩の範囲に収まっています。ひとつの通りやひとつの建物の住所だけで複数の店を回れてしまう密度は、地方都市の古着シーンとしてはめずらしい部類に入ります。

一方で、名鉄岐阜駅から346メートルのLOOPは、2024年6月に柳ヶ瀬エリアから東金宝町へ移転してきた店です。柳ヶ瀬商店街の内側だけでなく、駅前一帯にも古着店が広がりつつあることを示す動きで、清住町のGARAMPも合わせれば、柳ヶ瀬とは別の徒歩圏として駅前を回るという選び方もできます。柳ヶ瀬とやながせ倉庫、そして駅前一帯という二つの軸を意識しておくと、限られた時間でも回り方を組み立てやすくなるでしょう。

まとめ

岐阜の古着屋は、柳ヶ瀬商店街とやながせ倉庫という中心市街地の集積と、名鉄岐阜駅前一帯という新しい広がりの、二つの顔を持っています。80年代から90年代のストリートに絞る店、アメリカやヨーロッパからインドやアジアまで幅を持たせる店、やながせ倉庫という建物の中でレトロとカジュアルを扱う店、柳ヶ瀬に近い立地でメンズとレディースを両方揃える店、スケートボードと古着を同居させる店、カフェバーを併設したヴィンテージアウトドア専門店と、性格の異なる6軒が徒歩と自転車の範囲に収まっています。

営業時間や定休日の案内が出典によって食い違う店もあるため、訪れる前に公式のInstagramやオンラインストアで最新の状況を確かめておくと無駄足を防げます。東海地方のほかの街と合わせて古着屋を巡るなら、名古屋の古着屋ガイドが距離感の近い参考になります。全国の古着エリアを俯瞰したい場合は日本全国の古着エリアガイドもあわせてご覧ください。

編集方針について — この記事は GUZ FASHION 編集部のGUIDEカテゴリの編集方針に沿って制作されています。

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