横浜で古着を探すなら、ただ元町を歩くだけではもったいない街です。山手の手前に広がる元町から石川町、中華街にかけてはアメリカやヨーロッパのヴィンテージを質で選び抜く独立系の名店が点在し、関内や馬車道のあたりには数を掘って楽しむアメカジの大型店、横浜駅の西口にはブランド古着を効率よく見られるリユース店があります。この記事では、港町らしい落ち着いた空気のなかで一点ものに出会える横浜の古着店を、エリアの性格ごとに紹介します。住所と営業時間もまとめましたが、個人店は営業日が変わりやすいため、訪問前に各店の最新情報を確認してから出かけてください。
港町・横浜と古着の相性
横浜が古着の街として面白いのは、開港以来の舶来文化が街に根づいているからです。早くから海外の品が集まり、洋館の並ぶ山手や元町には欧米のものを受け入れる土壌があり、その空気がいまの古着店の品ぞろえにも通じています。アメリカやヨーロッパから直接買い付けたヴィンテージを、世界観ごと提案する独立系が育ちやすいのは、こうした港町ならではの背景があるからです。観光で訪れる人も多く、中華街や赤レンガ倉庫といった名所と古着めぐりを一日で組み合わせられるのも横浜の魅力です。
観光で訪れる人も多く、中華街や赤レンガ倉庫といった名所と古着めぐりを一日で組み合わせられるのも横浜の魅力です。
横浜の古着はエリアで性格が分かれる
横浜の古着めぐりは、街区ごとの性格を頭に入れておくと回りやすくなります。元町から石川町、中華街にかけては、店主がアメリカや欧州で買い付けた状態の良いヴィンテージや、雑貨まで含めた世界観で見せる独立系が集まる、いわば質と物語のエリアです。一方の関内や馬車道の周辺は、アメリカ古着を物量で掘れる店があり、価格も手に取りやすく、数を見て掘り出す楽しさがあります。
そして横浜駅の西口は、大型のリユースやブランド古着が中心で、きれいめやデザイナーズを効率よく探せるエリアです。同じ横浜でも、じっくり一点を選びたいのか、数を当たりたいのか、ブランドを狙うのかで向かう先が変わります。半日で全部を回ろうとせず、目的に合わせてエリアを絞ると満足度が上がります。
元町・石川町・中華街で質と世界観を掘る
横浜の古着の中心は、元町から石川町、中華街にかけての一帯です。アメリカや欧州から直接買い付けた状態の良いヴィンテージや、衣料にとどまらない世界観で見せる店が徒歩圏に密集し、回遊しながら掘る楽しさがあります。
sheol は石川町駅から歩いてすぐの路地にある、アメリカ買い付けを軸にしたヴィンテージ古着店です。メンズ・レディースともに、希少なヴィンテージから1980年代から90年代のデザイン性に優れたレギュラー古着まで、状態の良い一点ものをバイヤーが厳選して並べています。長く付き合える質を重視する品ぞろえで、本格的に古着を探したい人に向いた一軒です。
GEORGE AND KEWPiE は中華街にほど近い山下町に本店を構えるインポート古着店です。アメリカやヨーロッパなど世界中から仕入れた1960年代から80年代のレトロな古着を軸に、デニムやブーツ、スニーカー、アクセサリーから、リメイクアイテムやオリジナル商品まで幅広く扱います。近隣に2号店も展開しており、レトロやアメカジが好きな幅広い層に親しまれています。
NAVIE は横浜中華街と元町の間にある、USヴィンテージを中心としたインポートセレクトショップです。アメリカから直輸入したヴィンテージ古着に加え、インディアンジュエリーやオルテガのラグ、Pendletonなどのインテリア雑貨まで扱い、衣と住の両面でアメリカンヴィンテージの世界観を提案しています。質と空気感の両方で選びたい人に響く品ぞろえです。
関内・馬車道で数を掘る
一点ものをじっくり選ぶ元町に対して、関内や馬車道のあたりは物量で掘るエリアです。価格も手に取りやすく、古着を着はじめた人が気軽に通うのに向いています。
古着屋youth vintage は、桜木町や関内、馬車道の各駅から歩いて数分の雑居ビルにある、アメリカ古着を中心とした店です。2012年からのオンライン販売で培った実績があり、常時三千着以上を在庫し、店頭にも多数を並べます。初心者向けの定番から通好みの一着、レディースや子ども服まで幅広くそろい、価格も手に取りやすい範囲が中心です。数を見て掘り出したい人に向いています。
横浜駅西口でブランド古着を効率よく
ブランド古着やきれいめのデザイナーズを効率よく見たいなら、横浜駅直結のリユースが便利です。独立系で世界観を掘る元町とは性格が違い、数と回転で目当てのブランドを当たれます。
RAGTAG の横浜店は、JR横浜駅直結のニュウマン横浜のなかにある、ブランド古着のユーズドセレクトショップです。カジュアルからデザイナーズまで幅広いブランドを扱い、買取も予約なしで一点から受け付けています。駅直結で天候を気にせず立ち寄れるため、きれいめやブランド志向の幅広い層に使いやすい一軒です。特定のブランドやシーズン落ちを手頃に探したいときに頼りになります。
横浜で古着をめぐるときのコツ
横浜の古着めぐりは、元町・石川町・中華街を起点にするのがおすすめです。石川町でsheolを覗いてから、山下町のGEORGE AND KEWPiEやNAVIEへと歩けば、質と世界観の違う棚を続けて見比べられます。そこから関内方面へ移動してyouth vintageで数を当たり、最後に横浜駅西口のRAGTAGでブランド古着を締めに見る、という流れにすると、横浜の古着の幅をひと通り体感できます。
個人店は営業日や営業時間が変わりやすく、不定休の店もあります。とくにオンライン販売を併用する店は、店頭在庫や営業案内をInstagramで告知することが多いので、訪問前に最新の状況を確認しておくと無駄足を防げます。古着では襟や袖口の擦れ、ファスナーの動き、裏地のほつれといった消耗しやすい部分を一点ずつ確かめ、サイズは表示だけで判断せず肩幅や着丈を実寸で確認すると失敗が減ります。
まとめ
横浜の古着は、元町・石川町・中華街で質と世界観を掘り、関内で数を当たり、横浜駅西口でブランドを効率よく探す、という三つの楽しみ方ができる街です。US厳選のsheol、インポートとリメイクのGEORGE AND KEWPiE、世界観で見せるNAVIE、物量のyouth vintage、ブランド古着のRAGTAGと、性格の違う店をつなげば、港町ならではの古着めぐりを存分に味わえます。各店の住所と営業時間は変わることがあるため、訪問前に最新の情報を確認してから出かけると安心です。










